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Can-Am SPYDER F3 簡易マニュアル

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Can-Am SPYDER F3 簡易マニュアル

【Can-Am SPYDER(カンナムスパイダー)とは】
・メーカーはカナダに本拠地がある「BRP」で、当SPYDERシリーズ、水上スキーで有名なSea-Dooシリーズ、雪上スキー、バギー等様々なビークルを開発、製造しています。
・日本では「BRPジャパン株式会社」を通し、弊社(株)リリカ等の正規代理店が皆様へお届け、アフターサービスを行います。
・前一輪、後二輪のトライクと違い前二輪、後一輪の為、急カーブ、急ブレーキなど、前方向左右に大きくかかるGを前の左右二輪がしっかりととらえるため、非常に安定感のある安全な乗り物です。
その他大きな特徴として内輪差が無いので、フロントのIN側のタイヤが通れば後ろを巻込む事がありません。
通常の乗車姿勢のままで前タイヤ幅を充分に視認することができる上に後輪を気にしなくて良い、という点が他のトライクと大きく違うところです。

・エンジンはBRP-Rotax(ロータックス)社製1330cc水冷直列3気筒です。ロータックスエンジンはSPYDERの他にもBMWやBuell、アプリリアやカート等多数に提供している信頼性の高いエンジンです。
・その他、パワーステアリング、ブレーキはABS付きBrembo、スタビリティコントロール、トラクションコントロール、セキュリティシステム、2人乗りを自動検知しエンジン特性やトラクション制御を変更する等、ハイテク装備満載の新しい乗り物です。
スイッチで安定システムを解除し、ホイルスピンやドリフト走行を楽しめるモードを搭載したスポーツモデルもあります。
・二輪免許は不要で、普通乗用車免許で公道を走ることができます。高速道路でもタンデム走行可能です。
ヘルメットは法規上不要です。ノーヘルで味わえる開放感もSPYDERの魅力のひとつですが、速度が出ますので前方からの飛来物による顔や眼へのダメージを避ける為にもなるべくヘルメットを着用しましょう。

【基本的な運転方法】
※各スイッチ、メーターパネルは年式やモデルによって若干の違いがありますので詳しくは店員から説明を受けてください。

※写真はすべて[2016年式 SPYDER F3 LIMITED]です。(写真のモデル)オーディオ等装備多数の為、インジケーター画面はカラー大型液晶ですが標準F3モデルはモノクロ小型液晶画面です。

☆エンジン始動方法

メインスイッチにキーを刺し、ハンドルロックを解除しつつONにします。※安全のために発進までブレーキは常に踏んでいてください。
ハンドルにはブレーキレバーはありません。クルマと同じく右足のブレーキひとつで前後連動ABS付きブレーキが作動します。初めに何度かブレーキを踏み込んで感触を確認してください。

キーをONにしたあと、左ハンドルスイッチのECOボタンを押します。これでセルモーターが回るようになります。

ブレーキを踏んでいるのを確認し、ハンドル右のスターターボタンを押します。するとエンジンがかかります。始動時自動で回転数が煽られるのでアクセルは操作する必要はありません。
※セルが回らない場合
・ハンドル右側の赤いキルスイッチがOFFになってませんか?
・ECOスイッチは押しましたか?
・サイドブレーキが解除されてませんか?
・ブレーキ踏んでますか?

☆シフトチェンジ


SE6速ミッションは、セミオートマティックです。シフトUPは、手動で行う必要が有ります。クルマのオートマの様に自動でシフトUPしません。クラッチ操作は不要です。(クラッチレバーとシフトペダルが付いたマニュアルミッションモデルもあります)
シフトアップはハンドル左下にある[+ボタン]で行います。(写真の様に車体前方側に親指で押す)
シフトアップの際にアクセル回転数を合わせる必要はありません。アクセルを一定状態に保って軽くボタンを押してください。アクセルで回転を合わせるとシフトショックが大きくなります。
シフトダウンは回転数と速度を感知し、自動で下がります。マニュアル操作で任意に下げる事も可能です。車両追い越しや、加速が必要な時にアクセルオフのまま、左ハンドル下の[-ボタン]を押してください。(写真の様に人差し指でドライバー側に押し戻す)
1~6速、N(ニュートラル)、R(バック)はインジケーター内に表示されます。

☆バックの仕方(後退)
SPYDERはモーター等による擬似的なバックシステムではなく、クルマと同じギア式です。

完全に停車している状態で、左ハンドルスイッチ上部の丸い[Rボタン]を右手で押しながらシフトダウン[-ボタン]を押します。(シフトダウン操作と同じ)インジケーター内ギアポジションが「R」と表示されたのを確認後アクセル操作で後退してください。

※後輪は真ん中に一輪です。四輪用の左右に分かれた輪留めを通り抜けてしまうのでご注意ください。
バック状態解除は、バック終了後[+ボタン](シフトアップ)を押すことでバックが解除されて、1 速に入ります。

☆サイドブレーキ

サイドブレーキは、ハンドル左側、ホーンボタン右のシーソースイッチです。上側のPボタンを押すとサイドブレーキが掛かり、下のPに×マークが付いてるボタンを押すと解除されます。電子制御機械式の為、いずれもポンと軽く押すだけでクルマのようにチカラは必要としません。
勿論、信号待ちや坂道停車時等、エンジン始動中でもサイドブレーキは活用出来ます。
※メインキーを回してエンジンを切るとき、サイドブレーキがかかっていないとピーピーと警告音が鳴ります。安全のためにも車体から離れる時は、必ずサイドブレーキスイッチをONにしてください。

☆ウィンカーとハザードランプ

ウィンカーは、オートキャンセルです。車線変更等のハンドルの切れ込みが少ない時は、マニュアルで解除する必要があります。キャンセルは多くのオートバイと同じく、ウィンカースイッチを押し込みます。
ハザードスイッチはハンドル右側の上部にある丸いボタンです。

☆ヘッドライト
ヘッドライトは国産オートバイと同じ常時点灯式です。

ハンドル左のシーソースイッチの上がハイビーム、真ん中がロービーム、下がパッシングです。

☆ECOモード
エンジン回転数などを抑える省燃費モードでエンジン始動時からこのモードになっています。通常走行はこのままでも充分パワフルです。

ECOモードを解除するにはECOボタンを長押しします。ECOインジケーターが消灯します。
※非常にパワフルになるので急激なアクセルワークにご注意ください。

☆給油

ガソリンは「ハイオク指定」です。
一般的なバイクと同じく、タンクキャップにキーを挿して回してください。閉じるときは少しチカラを入れてキャップを押し込んでください。カチっと音がしてキーが外せるようになります。

☆フロントトランク(メットインスペース)

フロントトランクが有り、ヘルメットひとつ程度入ります。オープンはメインキーを押しながら黄色いトランクマークまで回してください。

☆その他
・SPYDERは、ハンドル操作で曲がります。体重を掛けても曲がりません
・コーナー内側の膝をタンクに押さえて体を支え、遠心力で体が外側に出ないようにします。慣れないうちは両膝でタンクを挟み、体を固定してください。
・停車時はクルマの様なクリープ現象(アイドリングで進む)が有りません。停車時は、ブレーキやサイドブレーキで車体を固定してください。

マニュアルVer 2.0

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